豊橋市は不動産売却がしやすい街!住みやすさや売却相場について解説
不動産を売却する際には、エリアの住みやすさを買主にアピールするために、売主自身が周辺環境について把握しておくことが大切です。
また、どれくらいの価格で売れるのか、売却相場についてもチェックしておきたいですよね。
そこで今回は、愛知県豊橋市の概要や住環境、不動産売却相場を物件の種類ごとに解説します。
豊橋市で不動産の売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
豊橋市は不動産売却がしやすい街!まずは市の概要を知ろう
まずは、豊橋市がどのような街なのか、その概要として、位置や人口、歴史などについて確認しておきましょう。
豊橋市の概要
豊橋市は、愛知県の南東部に位置する市で、東側は静岡県と隣接しています。
東側と北側は山脈が連なり、南側は太平洋、西側は三河湾に面していることから、自然が豊かな環境です。
豊橋市は、大手自動車メーカーの関連産業が発展していることでも知られています。
また、農業や水産業のほか畜産業、食品加工業も盛んで、さまざまな業種の企業が立地する愛知県東部の産業拠点です。
豊橋市の人口は約37万人で、約16万2,000世帯が暮らしています。
愛知県では4番目に人口が多い都市です。
気候は温暖で過ごしやすく、年間の平均気温は17℃前後です。
冬季の降雪や積雪はほとんどありません。
豊橋市の歴史
現在の豊橋市がある地域は、縄文時代から人が生活していたことが遺跡からうかがえます。
江戸時代には「吉田藩」が設置され、吉田城の城下町として栄えました。
また、東海道五十三次の34番目の宿駅が設置されたことから、宿場町としても発展し、現在でもその古い町並みが残っています。
明治に入ると、吉田から豊橋という名に改称。
明治39年、全国で62番目、愛知県下で2番目の市として誕生しました。
現在は、中核市に指定されており、東三河(豊橋市・豊川市・蒲郡市・新城市・田原市・設楽町・東栄町・豊根村の8市町村)の中心都市として発展し続けています。
豊橋市は不動産売却がしやすい街!実際の住みやすさは?
不動産売却をおこなう際には、豊橋市の住環境を伝えると、買主が生活をイメージしやすいため、売却しやすくなります。
今一度エリアの住環境をチェックして、しっかりアピールしましょう。
そこで次に、豊橋市の住みやすさポイントとして、交通アクセスと買い物事情、子育て支援、自然環境について解説します。
豊橋市の交通アクセス
豊橋市には、東海道新幹線をはじめ、JR東海道本線と飯田線、名鉄名古屋本線、豊鉄渥美線がとおっており、東三河の玄関口として交通の要となっています。
JRや名鉄で、名古屋駅まで約50分でアクセスできます。
豊橋駅には、東海道新幹線の「こだま」と「ひかり」が停まり、東京や関西方面にアクセスする際に便利です。
東海道新幹線「ひかり」を利用すれば、名古屋駅まで約20分、新大阪駅や東京駅まで約1時間30分で到着します。
市内には路面電車が走っており、市内の移動に便利です。
また、路線バスやコミュニティバスも運行しており、交通アクセスに困ることはないでしょう。
豊橋市の買い物事情
豊橋市は、買い物ができる施設が充実しています。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアは数多く点在しており、ショッピングやグルメを楽しめるビルやショッピングモール、複合施設など選択肢が豊富です。
なかでも、豊橋駅直結のショッピングモール「カルミア」には、スーパーマーケットや飲食店、100円ショップ、ドラッグストア、衣料品店、雑貨用品店などさまざまな店舗が入っています。
日常生活に必要なものが揃うため、通勤で電車を利用する方が仕事帰りに買い物をするのに便利ですよ。
豊橋市の子育て支援
豊橋市は、「とよはし子育て応援宣言」を発表し、地域全体で子育て世帯をサポートしています。
全国の共働き世帯が子育てしやすい街ランキングでも、上位を獲得していますよ。
具体的には、第2子以降の保育料無償化や、保育園の入園をサポートする保育コンシェルジュの設置など、独自の支援事業をおこなっています。
小学生が放課後に利用する児童クラブでは、放課後子ども教室「トヨッキースクール」が人気です。
放課後を安全に過ごせるだけでなく、さまざまな体験ができるため、共働きの世帯にとっては心強い取り組みですよね。
また、豊橋市外からの移住者には、市営住宅への優先入居権や、住宅を購入する場合の奨励金など、移住支援も充実しています。
子育て世帯が安心して居住できる環境が整っているため、ファミリー層に人気があります。
豊橋市の自然環境
豊橋市は、その地形から、豊かな自然に恵まれた環境です。
市内には公園が点在するため、のびのびと子どもを遊ばせることができます。
公園でハイキングをしたり、四季折々の花を眺めたりと、家族で楽しめるスポットが多くあります。
海も近いため、砂浜で遊んだり海水浴をしたりと、レジャーを楽しむのもおすすめです。
表浜海岸は、アカウミガメの産卵地としても知られていますよ。
このように、豊橋市は交通アクセスや買い物の利便性が高い街で、子育て支援にも力を入れています。
自然豊かで落ち着いた環境なので、あらゆる世代の方が住みやすさを感じられる街です。
豊橋市で不動産売却をする際の相場
不動産売却時には、いくらぐらいで物件が売れるのか、また今は売り時なのかどうかなど、売却相場について知っておくと、販売価格や売却のタイミングの参考になります。
そこで最後に、豊橋市の不動産の売却相場について、種類別にチェックしていきましょう。
豊橋市の土地の価格
豊橋市の2024年度の地価は、以下のとおりです。
●地価総平均 10万2,290円/㎡
●坪単価 33万8,151円/坪
●変動率 1.10%上昇
※上記の数字は豊橋市の公示地価と基準地価の総平均を記載しております。
参考://tochidai.info/aichi/toyohashi/
豊橋市の地価平均のランキングは、1位と2位が広小路で、豊橋駅の目の前で60万8,000円/㎡、豊橋駅から300m離れた地点で40万7,000円/㎡です。
3位は駅前大通で、地価は31万円/㎡となっています。
豊橋市の地価総平均は、上昇と下落を繰り返していますが、2022年から現在までは上昇が続いています。
ただし、今後は地価が下落することが予想されており、高く売れるうちに売却したほうが良いでしょう。
豊橋市の中古マンションの売却相場
豊橋市の中古マンションの売却相場は、約100万円/坪です。
専有面積が22.7坪(豊橋市の平均)の場合、約2,269万円が目安となります。
豊橋市では、中古マンションの相場が上昇傾向です。
10年前の相場と2020年の相場を比較すると15.4%上昇、前年度と比較しても3.5%ほど上昇しています。
今後も、通常どおりであれば価格が上昇することが予想されており、周辺エリアの予想上昇率より数字が高いです。
ただし、市場の動向などさまざまな要因によって、中古マンションの価格が下がる可能性もあります。
豊橋市の中古一戸建ての売却相場
豊橋市の中古一戸建ての売却相場は、約78万円/坪です。
専有面積が33.3坪(豊橋市の平均)の場合、約2,582万円が目安です。
中古一戸建てについても、価格が上昇しています。
10年前の相場と2020年の相場を比較すると2.7%上昇、前年度と比較しても4.7%ほど上昇しています。
ただし、10年後は価格が下落することが予想されており注意が必要です。
これらの売却相場をふまえると、現在の市場では、豊橋市は資産性が高いといえます。
ただし、一戸建ての価格は将来下落することが予想されているため、早めに売却を検討しましょう。
まとめ
豊橋市は、交通アクセスや生活の利便性が高く、住みやすい街として人気があります。
自然豊かで落ち着いた環境なので、あらゆる世代の方が住みやすさを感じられる街です。
不動産の売却相場は上昇していますが、築年数が古くなればなるほど価格が下がるため、築年数が新しいうちに高値売却を目指しましょう。